卒業生の声

卒業生の声
FDAを卒業し、改めて感じたことや得たものなど、新しい環境で頑張っている卒業生からのコメントをご紹介します。※ FDA便り 「働くを楽しむ」 に掲載された内容を抜粋しています。ぜひご一読ください。
私は役所の方からのご紹介がきっかけで、FDA川崎移行事業所に通うことを決めました。通う前、不安な気持ちや緊張は、特になかったです。 通所してからの自分は、かなり知識がついたと思います。今振り返りますと、通所前の自分の考え方は狭かったように思います。FDAの活動で良かったことは、色々な人がいると感じられたことと、講義を聞いて「なるほど」と思えることが多かったことです。 就職した後、「やめることになったらどうしよう・・・」という不安がありましたが、今のところ何とかなっています。FDAの支援があるので、安心感はあります。 現在就職先では、工場内で製品製造の材料供給作業を、主に行っています。職場での対人関係は、良い方もいるのですがクセの強い方もいらっしゃって、自分自身がたくましくなっているなと感じます。個人的には、外国籍の方とお話しすることがとても楽しいです。今後の目標は、外国籍の新人の方に、その方の母国語で仕事を教えられるようになることです。
私がFDAに通うことになったきっかけは、大学の必須科目でインターンシップ受入先を探している時、当時理事長だった成澤さんよりFDAを紹介されたことでした。通所前は、自分が就職したイメージや意欲が湧かず、感情のコントロールも難しかったです。しかし通い始めて様々な経験を積む内に、感情のコントロールが以前より出来るようになってきました。また毎日片道1時間以上の通所で体力も付いてきました。 就職が決まった時の気持ちは、就職できるという喜びを感じた一方で、FDAを離れる寂しさがありました。就職先では、主にPCを用いた入力作業などを行っています。 今後の目標は、FDAでの経験を活かし、安定した勤務を続け、長く継続的な就労が出来たらいいなと思っています。
私がFDAに通うことになったきっかけは、働けないでいた4年前当時FDAの理事長だった成澤さんが出演していたテレビの特集を観た事です。 FDAに通う前の気持ちは、もう一度働けるようになるためには、どんな訓練をするのだろうか、と心配でした。FDAに通い始めて自分の中で変化したことは、私は口下手なのですが、働く上で自分より若い世代の人との関わり方も身につけなければいけない、と訓練生たちと過ごす中で思うようになりました。 FDAの活動で、楽しかったこと・良かったことは、読書の機会があったことです。フィジカルプログラムで図書館に行ったり、読書共有の講義で色々な作家を知ることが楽しみでした。 就職が決まった時の気持ちは、目の前が白黒からカラーになったような、大きい喜びがありました。就職先では、職員の経歴を検索するデータベース作成に携わっています。データ入力とPDF作成が主な担当業務です。 今後の目標は、タイムスケジュールを守りつつグ ループで仕事を進めていくために必要な、後輩への指導力を身につけることです。
私がFDAに通うことになったきっかけは、10年程引きこもりをしており30歳を目前に「このままではいけない」と思って、ネットで「引きこもり、就職」と検索してFDAのホームページを拝見し、説明会に参加しました。FDAに通う前は、外に出ることが本当に恐ろしかったです。でも、引きこもりのままでいる罪悪感もずっとありました。 FDAに通い始めてからは、スタッフや利用者の皆さんとの出会いに恵まれたおかげで、外出や人と関わることへの恐怖感はなくなりました。今でも緊張はしますが、楽しみにも思えるようになりました。 FDAの活動では、特に読書共有の講義が面白かったです。7つの習慣やロジカルシンキング、ゼロベース思考など今までに興味を持ったことのない本の楽しさを紹介していただけました。また、実習先での業務もありがたかったです。社会常識が全くない状態から、様々なことを丁寧に教えていただき、そこでの経験が就職活動でも就職できてからも、とても役立っています。 今回就職が決まった時の気持ちですが、とても嬉しかったです。後になって不安や緊張もわいてきましたが、決まったときはとにかくホッとしました。就職先は介護事業の支店で、拠点(現場)と本社の取次ぎのような仕事をしています。業務用物品の購入をまとめて申請したり、本社への提出書類を各拠点に配布・収集したり、不明点の確認の電話を受けたりかけたりすることが多いです。 今後の目標は、誰よりも積極的に電話に出て、支店の方とはもちろん、電話先の拠点の方や本社の方ともきちんと人間関係を築いて、業務を円滑に進められるようになることです。それから、時々「気楽に」と肩の力を抜くことを思い出せるように習慣づけることです。
FDAに通うことになったきっかけは、父親がインターネットでFDAを見つけて連絡したことです。通う前は、行くのは嫌だなと思っていました。遠方在住で通うのは大変かと思っていましたが、結構休まずに行けたので良かったです。最初私は人前に出るのが難しかったのですが、FDAに来てから朝終礼での司会の係やカリキュラムで発表の機会がありました。意外と出来た自分に、少しびっくりしました。FDAの活動で良かったことは、「ビジネスマナー」「お金の仕組み」「雑談力」「グループディスカッション」などの講義を受けられたことです。就職が決まった時の気持ちは、やっぱり嬉しかったです。就職先では、資格取得のための教室を開いているので、そのお手伝いがメインの業務です。その他、求人募集のはがき発送やサイトの更新、郵便の梱包作業もやっています。就職先での対人関係は、上の方からご指摘があると萎縮しそうになりますが、全般的には順調で問題ないと思います。今後の目標は、長く働けるように頑張ることです。業務の面では自分で考えて取り組むタスクと、言われたことに忠実に取り組む業務とで、どちらが自分に合っているのかを考えていく必要がありそうです。
私がFDAに通うことになったきっかけは、母校の支援学校の先生に相談し、FDAをご紹介頂いたことでした。前職を退職してからしばらく自宅生活が続き、このままではダメだと思い行動に移しました。FDAに通う前は、早く働きたくて仕方がなかったです。入所してからの変化は、他の利用者さんとコミュニケーションをする中で、雑談することがさらに好きになってきたことです。また、「認知行動療法」や「SST」などのさまざまなカリキュラムの受講を通して、知識だけでなく「考える力」がついたと思っています。FDAの活動では、色々な人たちと出逢う機会があり、人とのつながりや話せる人がいることの幸せを感じました。また実習など、社会に近い場所での経験で、感謝の気持ちを持てるようになったのが良かったです。就職が決まった時の気持ちは、最高に嬉しかったです。就職先では、主に清掃業務を行っています。
私がFDAに通うことになったきっかけは、両親からの勧めがあったことです。FDAに通う前の気持ちは、最初は不安があり、どんなところなのかなと思っていました。FDAに通い始めて、他の利用者さんと仲良くなれたことは、とても良かったです。FDA内にて、就労移行支援から就労継続支援B型に移籍してからは、さらに他利用者さんと仲良く作業できるようになりました。通所し始めてからは、イライラしてしまうことも少なくなりました。就職が決まった時の気持ちは、嬉しくて涙が出ました。周りの方に見守っていただいたおかげで、就職ができたと思っています。就職先での業務内容は、オフィス清掃、テレブース清掃、備品補充・在庫数チェック、メール・重要書類の回収、ロッカー清掃、空気清浄機清掃、ウォーターサーバーメンテナンス等です。今後の目標は、9月から新たに資料のPDF化作業を担当することになったので、そちらも頑張って取り組んでいきたいです。今、先輩から学んで覚えているところです。
FDAには、8ヶ月間お世話になりました。それまで約3年間引きこもっていた私が、千葉から川崎まで、毎日通所できるのか非常に不安でしたが、体験から参加し始めて結果的には8ヶ月間無遅刻無欠勤で卒業することができました。FDAに通所中、色々なことを学びました。事業所内での講義、軽作業、企業での実習など、沢山の体験をしました。一般教養やビジマナは勿論ですが、PCを使った学習が、私には新鮮でした。PCはもう20年以上触っていますが、オフィスソフトは殆ど触ったことがなかったのでFDAでワードやエクセル、パワーポイントを学習できたのは良かったです。就職して、求められるのは自主性だと思います。上司から指示されてするのは「作業」、自分が効率や工程を考えてするのが「仕事」と言われています。職場では新人といえども、一から十まで丁寧には教えてくれません。教えてもらったことを理解して、わからない部分は質問して身に着けていく力が求められます。ですから通所中、講義や作業など積極的に参加してみてください。そういった経験が、就職後に役立ってくると思います。長くなりましたが、FDAでの8ヶ月間はとても充実していたし濃密なものでした。本当にありがとうございました。通所されてる皆さん、1日も早い就職を祈ってます。
川崎B型事業所に入所し就職活動を成功させることができたKです。私がFDAでの訓練を通じて得たものは、働く自信でした。訓練生は日々のカリキュラムの中で生活リズムの形成やスキルアップを図りますが、支援スタッフが障害状況や目標に寄り添って無理のないサポートをしてくれたので、とても通いやすい事業所でした。失敗することは当然ありましたが、それはスキルアップに必要な経験でした。また、周りの訓練生やスタッフと関わることは仕事に必要なコミュニケーション能力の向上にもなりました。初めてのこと・慣れないこと・苦手なことにどう対処するのかは人それぞれだと思いますが、就職のステップとしてFDAは良い環境でした。
精神障害や人間関係などで悩んでいる方、試しにFDAの見学に訪れてください。今から約2年前、私は精神疾患による休職期間の満了に伴い、会社を辞めました。そして昨年6月、再就職支援会社において、FDAの事務局長と出会ったのです。その翌週、FDAを見学。朝礼での利用者(トレーニング生)の笑顔と挨拶練習の声の大きさに、私は圧倒されたのです。数日間の体験後、私はFDAのトレーニング生になることを決めました。FDAのカリキュラムは多彩で充実しています。特に、以下の2つは、再就職を果たす上で、大きな力となりました。❶ プロボノ、読書共有、自分の頭で考える力を磨く授業、❷ 芳名帳の緊急受託案件チームのリーダー経験 これらを通して培った人間力を発揮することで、今年の10月に再就職できたのです。今は、一緒に就職したFDAの仲間と同じ職場で働いています。FDAは、”世界一明るい視覚障害者”の理事長を筆頭に、スタッフがトレーニング生に寄り添い、安心できる場を提供してくれます。働きたいのに働けずに苦しんでいる方、障害を抱えるお子さんを持つ親御さんも是非、FDAを見学に訪れてみてください。
FDAでは、1年4か月お世話になりました。若い頃、対人恐怖や重いウツを経験していた私にとっては社会への入り口だという思いで、真剣に通いました。FDAでの楽しい仲間との出会い、そして縦横無尽な対人関係により、私の社会性を目覚めさせて頂き、現在の就労支援の仕事へと結び付かせて頂きました。イベント運営や企業実習など、講義以外にも様々な実務経験も出来、本当に本当に楽しくて仕方のないトレーニング生活を送りました。まさに、一生の財産となり、感謝しております。
約10ヶ月FDAにお世話になりました。FDAに入所した約4ヶ月後に今の職場に実習でお世話になることになり、その半年後にFDAを卒業し今の職場に就職しました。FDAに入所する前に働いていた会社では、落ち込む事や、泣いてしまう事が多かったのですがFDAではそのような事は無く、とても楽しく過ごす事が出来ました。FDAはとても落ち着ける環境だと思います。
4年程前に約1年と少しFDAのトレーニング生としてお世話になり、お陰様で特例子会社に一般就労することができました。トレーニング中は、企業様へのご訪問、案件対応など、社会人としての心構えを改めて一から教えていただきました。FDAはマニュアルだけにこだわらない支援が魅力的です。
FDAで8ヶ月間就労トレーニングを受け、その後、一般企業で就労経験を積みました。現在は、理事のお心遣いによりお声をかけていただいた「障がい者を雇いたい」という会社の社員として働いています。少し前までの自分のように、就職やメンタルで苦しんでいる人たちが沢山います。私が今の会社で働くチャンスを頂いたように、今度は私が採用側としてFDAの人財を探しにきています。同じような境遇の人たちへ、明るい未来へ進むお手伝いをしたいと考えていますし、それが社会への恩返しだと思っております。
3ヶ月間、就労トレーニングを受けました。FDA入所前は、新卒で入社した会社に3年半務めていましたが、仕事のストレスで精神的に病んでしまい、会社を退職しました。退社直後は再就職のため動いていたのですが、仕事への自信を失っていたため、どんな仕事に対しても恐怖感を抱くようになり、次第に引きこもるようになり、自信を取り戻すためFDAに入所することにしました。入所直後はまず「通う」ことからはじめ、環境に慣れてきたら作業を行うことになりました。毎日通い作業を一つひとつこなすことで、仕事への自信や意欲が湧いてきました。また、トレーニング生やスタッフの方と話すことで一人じゃないということも感じられ、充実した日々が送れるようになるまで回復しています。FDAは私のように社会人経験がある方でも、休息期間から再就職するためトレーニングする場所として、とてもよい環境であると感じています。
3ヶ月間、就労トレーニングを受け、自分は大きく成長できたと思います。前職を退社した後、別の職場では長続きせず、しばらく仕事から遠ざかってしまい、しだいに就労への自信と意欲が失われていきました。そんな時、NHKの「クローズアップ現代」でFDAの存在を知り、すぐに問い合わせて説明会へ参加し、トレーニングを受けることになりました。入所前は生活習慣が乱れており、体力や精神力も低下して、頭痛や寝付きが悪いなど多くの問題に悩まされていたため、きちんと通うことができるか不安もありました。しかし、FDAのトレーニングは、徐々に時間を増やしながら精度を高めていくためのカリキュラムが組まれており、トレーニングを受けることで今までの問題が驚くほど改善しました。私がFDAで得たものは“社会で働く上での基本となる土台”を作れたことです。卒業後はスタッフとしてFDAに携わらせて頂くことになり、今までの立場とは異なる“社会人”としての責任があるため大変ですが、さらに経験を積んで多くのものを吸収していきたいと思います。卒業という形で一旦区切りがつきましたが、まだゴールではなく、これからが本当のスタートだと感じています。